日吉大社にて、山王祭り花渡り式当日に大山咋神様に賜りました御神託です。
大山咋神の御神託
踏み荒らすな
この地を
どの者にも郷がある
郷は土地だけではない
心の郷もある
救われぬ思い
心彷徨う者
この地へ参れ
紐解き
日吉大社は、約2100年前に創祀と伝わる、全国の日吉・日枝・山王神社の総本宮。
大山咋神は、比叡山延暦寺の守護神として知られ、山に宿る霊力を象徴する神です。
私たちはいつの間にか、大切なものを見失ってしまうことがあります。
自然を踏み荒らし、神聖な場所を軽んじ、心の余白を忘れてしまう。
大山咋神様は告げられます。
「踏み荒らすな。この地を」
それは、土地のことだけではありません。
人の心もまた、本来は大切に守られるべきもの。
誰にでも、郷があります。
生まれ育った場所。
懐かしい景色。
帰るとほっとする空気。
けれど現代は、「帰りたい場所がない」、そう感じながら生きている人が増えています。
田舎がない。
実家がない。
自分がどこに属しているのか分からない。
便利になった時代の中で、人の心だけが置き去りになっているのかもしれません。
本当の“ふるさと”とは、ただの土地ではありません。
心が安らげる場所。
ありのままの自分に戻れる場所。
そこが、“心の郷”なのです。
自然の中で、なぜか涙が溢れることがある。
神社に立った瞬間、胸の奥がほどけていくことがある。
それは魂が、「ようやく帰ってこられた」と思い出しているのかもしれません。
日吉大社へ参れ。
大山咋神様は、そう導かれます。
心彷徨う者。
救われぬ想いを抱えた者。
この地へ来なさい、と。
ここを、あなたの“心のふるさと”に。
揺らぎ続ける時代の中で、折れそうになる心の根を、この地で支えていこう、と。
もし今、どこにも居場所がないように感じているなら。
心が疲れ、進む道を見失っているなら。
一度、神々の息づく地へ足を運んでみてください。
あなたが安心できる心のふるさとは、必ずあります。



