奈良県明日香村に鎮座し、古くから朝廷の崇敬を受けてきた飛鳥坐神社。
このたび奉拝し、八重事代主命様より御神託を賜りました。
人を羨んだその先に何を描くのか。
己の力を極め、繁栄へとつなげていく意味を紐解きます。
八重事代主命の御神託
繁栄させたいならば
人を羨み僻んだ
その先に何を描く
己がつかめるものは何か
そこに意を当てよ 極めよ
繁栄のきっかけはそこにある
人の手柄横取りするな
のち滅びる
紐解き
なぜ、八重事代主命様は、己がつかめるものに目を向け、極めるよう伝えられたのでしょうか。
この御神託に込められた意味を、紐解いてまいります。
私たちは、自分よりうまくいっている人を見て、羨ましく思うことがあります。
大切なのは、その感情にとどまるのではなく、「自分はどのような未来を望んでいるのか」その先に目を向けることです。
たとえば、繁盛している店を見たなら、ただ羨むのではなく、なぜ人が集まり、何が喜ばれているのかを考えてみる。
そこから学び、自分ならではの形へと生かしていくのです。
そして「己がつかめるもの」とは、人と比べるのではなく、自分が得意とすること、自分だからこそできることに意識を向けること。
さらに、それを中途半端に終わらせず、磨き、深め、極めていく。
一つのことを極めていくと、その力に惹かれて人が集まり、自分に足りないところを補ってくれる人や、力を貸してくれる人とのご縁も生まれていきます。
そこから、できることが広がり、繁栄へとつながっていくのです。
繁栄は、突然手に入るものではありません。
自分の強みに意識を向け、日々磨きながら、目の前のことを丁寧に積み重ねていく。
その先に、大きな実りが生まれていきます。
そして最後に、
「人の手柄横取りするな のち滅びる」
と、強い戒めが告げられています。
人のアイデアや成果を奪って得た繁栄は、長くは続きません。
人の成功は奪うのではなく、そこから学び、自分の力を磨いていく。
己がつかめるものに意を向け、それを極める。
そこに、自分らしい繁栄への道が開かれていくのです。


