私の故郷、実家の裏山に不動明王を祀る神社があり、境内に樹齢1100年と言われるイチョウの大樹があり、今は天然記念物に指定されているため触れることはできませんが私が小さい頃はイチョウの木に登り太い枝に腰掛け遠くの景色を見渡したり、太い幹に寄りかかり、まるでイチョウの大木に抱かれて守られているような、そんな安心感に浸りながらしばらく木の上に座っていろんな事を考えていました。
神社の中には不動明王を祀り、境内はイチョウの大樹が心地よい木陰をつくり清々しい風が吹く、とても好きな場所でした。
毎月28日は不動明王のご縁日にあたり、この日はお不動様と縁を結びやすく祈願が成就しやすい特別な日とされています。
代々私の親族で神事を執り行ってきましたので一般的な祝詞とは違う祝詞を小さい頃から聴いて育ち、人生の色々な局面、節目で護摩を炊き、法螺貝の音色と祝詞と祈りを捧げてきました。
この頃何度も、お不動様を思い出していました。

不動明王の本体は、密教の本尊・大日如来の化身と言われています。大日如来とは宇宙そのものであり、森羅万象とされる仏。つまり不動明王は、大日如来がその教えを広めるために姿を変えて人々の前に現れたものとされています。
その形相は憤怒の形相をしています。
またその背中には炎を背負っています。
背中の炎は火生三昧(かしょうざんまい)を象徴し、衆生の煩悩を焼き払うことを表しているのです。
不動明王が右手に持つ剣は「倶利伽羅剣」と呼ばれ、この剣には黒龍が巻きついています。この黒龍は「倶利伽羅龍神(倶利伽羅不動)」とも呼ばれ、不動明王の化身とも考えられています。不動明王が衆生の煩悩や邪悪を剣で切り裂き、火炎で焼き尽くす姿を象徴しているとされます。
左手に煩悩を縛るための羂索(けんじゃく)という縄を持っています。
怒りの表情で、右の目は天を、左の目は地を見つめる「天地眼」、口元は右の牙を上、左の牙を下に出す「牙上下出」という特徴があります。
不動明王の怒りの表情は人々を救済するための強い決意と慈悲の表れです。一見恐ろしい姿に見えますが、その裏には私たちを正しい道へ導こうとする優しい心が隠されています。
その怒りは敵に対する怒りだけではなく自分自身への戒めであり、危ない方向へ進みそうな時、依存や怠け心に流されそうな時、どうしても過去や物事に執着してしまって、前に進めない時など怒りの形で伝えてくださっているのです。
根底に愛と慈悲をもち、私達に気づきをもたらすための、怒りの表情だと思います。
また外側が荒れても内側を揺らさない「不動心」。
人の評価、SNSなどの情報、相手の言動に振り回される時ほど、軸を揺らさずに、自分にとって何が一番大切か、どういう姿勢で選ぶかが一番大切だと教えてくださっているとおもうのです。
- 昨年2025年に決心をして仕事を辞めて新しい道を進もうとしている方。
- 人間関係に悩み、一度そのご縁を断ち切ったり、離れたりなさった方。
- 今まで家族や他人のために自らの考えとは違う決断をしてきた方。
- お金のため、我慢して合わない職場で頑張り続けてきたが、心も体も疲弊してしまっている方。
- どうしても過去に執着してしまい、前に進めない方。
- 自分とは違う考え方や価値観がどうしても受け入れられず、自分の意見に固執してしまう方。
- SNSの情報に惑わされたり、他人の評価ばかりが気になる方。
- イライラ、不安、嫉妬、焦りが止まらない時。
このような状態にあり、なんとなくモヤモヤしたり、不安だったり、イライラ、嫉妬、焦りが止まらない時、不動明王は「心の火の扱い方」を教える存在になり、前に進めないようであれば、迷いや不安を断ち切り、正しい道へと進めるように後押ししてくださいます。
是非お近くのお不動様にご祈願、ご祈祷していただき、悪い縁や執着などを不動明王の剣で断ち切って頂き、その炎で燃やしていただきましょう。
進むべき道へと後押ししていただきましょう。
年の初めに心身ともに浄化し新たな道へ、新たな良きご縁、ぶれない自分、幸せにつながる道へと進んで行ってくださいね☆



