歳旦祭とは、宮中や各神社で新年の始まり、1月1日元旦の早朝に、国家の安泰、国民の安寧と幸福、五穀豊穣、平和を祈る大切な神事です。
初日の出の時間帯(午前4時〜7時頃 )に執り行われます。
地域ごと歳旦祭の時刻は違いますので、参拝したい神社の時刻を確認しておくとよいです。
神前に「若水」と「御神饌」をお供えして、祝詞を奏上いたします。
※ 「若水」とは、元旦の朝一番に汲んだお水です。地域によっては呼び名が違います。
昔は、泉や井戸水を汲んで若水として御神様へお供えしました。
皆さまのご自宅でも、元旦の朝一番の若水 (水道水)をお供えして、新しい年を迎えた感謝と喜びを申し上げてくださいませ。
ご自宅の神棚で祝詞を奏上し、歳神様に一年の御加護を願いましょう。

歳旦祭祝詞(ご自宅用)
此の神床に坐す。掛けまくも畏き。大神等の大前に。 恐み恐みも白さく。
新き年の新き月の新き日の。朝日の豊榮登に。拜て仕奉る。
大御饌大御酒を。皇神の御心に。平く安く。赤丹の穂に。聞食と白す。
如此仕奉に依て。今も往前も。皇御孫命の御世を。
手長の大御世と。湯津石村の如く。伊波ひ依さし奉り。
茂御世の。足御世に。福へ奉り。仕奉る親王諸臣百官人等を。
彌高に彌廣に伊加し。八桑枝の如く。令立榮給ひ。
天下泰平に公民等を、守給ひ惠給へと。恐み恐みも。稱辭竟奉くと白。
これのかむどこにます。
かけまくもかしこき。
おおかみたちのおおまえに。
かしこみかしこみもまをさく。
あたらしきとしのあたらしきつきのあたらしきひの。
あさひのとよさかのぼりに。
をろがみてつかえまつる。
おおみけおおみきを。
すめがみのみこころに。
たいらけくやすらけく。
あかにのほに。
きこしめせとまをす。
かくつかえまつるによりて。
いまもゆくさきも。
すめみまのみことのみよを。
たながのおおみよと。
ゆついわむらのごとく。
いはいよさしまつり。
いかしみよの。
たらしみよに。
さきわえまつり。
つかえまつるみこたちおおきみたちまえつきみたちもものつかさのひとたちを。
いやたかにいやひろにいかし。
やぐわえのごとく。
たちさかえしめたまい。
あめがしたたいらかにおおみたからを。
まもりたまいめぐみたまえと。
かしこみかしこみも。
たたえごとをへまつらくとまをす。
2026年が、皆さまお一人おひとりに素晴らしき年となりますよ
天音




