収入と潜在意識の関係~お金が入ってこない理由~

はじめに

よく「お金が無い」と嘆いている人がいます。それを見越しているかのように引き寄せの法則や潜在意識の活用法の講座を見かけるようになりました。

しかし講座を受けてみたけれど、受けたときは良くなると感じられたのにその後は全く改善されないままだったと耳にすることが多いです。

ここでは実際に心理学的に潜在意識がどのように「現実を引き寄せている」のかを解説していきたいと思います。

お金が入らない理由

お金が懐に入ってこない現象には、多くの場合は「収入の制限意識」と「交換の矛盾意識」が働いています。

「収入の制限意識」とは
自分に見合った収入が入ってくる額が、潜在意識的に決まってしまっているというものです。

たとえば月収20万の方が翌月からいきなり100万を稼ごうとしても無理だと感じませんか? 潜在意識はこういった「無理」という感覚を敏感に察知します。そして稼げるのに稼げない現象を引き起こすのです。具体的には、稼ぐ方法があるのに手を出せない。怖くなるというものです。

「交換の矛盾意識」とは
お金をもらうことに「なにか」を差し出さなければいけないと思っている意識です。

お金は何もせずとも入ってきて良い(むしろそうなってほしい)と考えているにも関わらず、実際には働いた分以上が入ってくるともらいにくくなるのが人の心です。

これは「自分ががんばった分をもらえる」と考えているからです。問題なのは「がんばった」という感覚ではありません。「がんばった」という感覚が無くても「もらってよい」と思えないことなのです。

ただお金が欲しいならば、働かなくてももらってよいのですが、そう考えることが今まで働いてきた自分を裏切るようで怖いのです。

潜在意識の作り方

実際に引き寄せの法則を使おうとするならば、いったん「お金のことを忘れる」ことをおすすめします。

お金が「欲しい」と思っていると、「お金が今は無いのだな」と潜在意識は認識するのです。そうなると「お金が無い現象」を起こしてきます。それは目的とはちがうので、「無い」のではなく「ある」にすれば良いと思うでしょう。

しかし無いのにあると思おうとすると、意識はさらに混乱してしまいます。一番確実で可能な引き寄せ意識としては「お金のことを忘れる」ことなのです。

重要なこと

最後にもっとも重要なことなのですが、「必要であればお金は入ってくる」という現実を見ることです。

お金に困っている人からクレームが来そうですが、それは「必要ない」から「入ってこない」のです。必要という感覚があると「自ら動く」ことができます。本当に必要ならば自ら必要な分を稼ぐでしょう。つまりお金が足りない場合は「なにかのせいにしている」や「本当は必要無い」のかもしれないという視点も必要なのです。

お金によって自分を試されている、と考えてみることも潜在意識を正しくコントロールする上では重要なことだと言えるのです。

 

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